2020年7月20日(月)、21日(火)の日程で滋賀県長浜市へIoTセンサーの試験設置に行ってまいりました。
今回は長浜市役所さまにも訪問させていただきました。湖北地域消防本部さまと同様に、黒がベースとなったとてもきれいで立派な建物でした。
今回は前回と違い、真夏日の中の作業となりました。今回もNTT西日本さまが同行され、前回の事前調査を受けて弊社側から指定した落下防止の取付用金具も持参していただきました。ありがとうございます!
湖北地域消防本部さまの管轄エリア内の防火水槽において、先日の事前調査の10ヶ所にIoTセンサーを試験設置させていただいた様子をご紹介させていただきます。
防火水槽のマンホールはいろいろな種類がありますが、落下防止のワイヤーの取り付けタイプは大きく分けて2つに分類されます。
A.マンホールの鉄蓋自体に落下防止のワイヤーを取り付けられるタイプ
B.マンホールの地面側の金具にワイヤーを巻き付けるタイプ
・・・ですが、どこにも落下防止のワイヤーを掛けることができないタイプもありました。そんな中、今あるものを使ってどうにかできないかを考えた結果、TAMA-sensorの創造力を働かせた起死回生の万能スタイルが発案されました(^^)/ この出張で一番活躍した場面かもしれません(笑)
C.万能タイプ
そして、現段階では試験設置ということもありますので、次のようなパターンでIoTセンサーを設置させていただきました。①IoTセンサーが水で浸漬状態となるところ、②満水状態の水を少し抜いてIoTセンサーと液面を少し離して設置したところ、③現状のままIoTセンサーを設置したところ、大きく分けてこの3分類で設置させていただき、通信等がしっかりと行えるかどうかを確かめることにいたしました。
①のパターン → 1ヶ所
IoTセンサーが水に完全に浸漬している場合、通信は飛びません。これは想定内です。この場合、当然ですが防火水槽の水は満水状態です。
②のパターン → 2ヶ所
設置する前はひたひたになっていた水を、IoTセンサーの高さを考慮して水をバケツで抜きました。(もちろん湖北地域消防本部さまはご了承済みです。)これにより、IoTセンサーと液面に空間ができましたので超音波の跳ね返りが可能になりました。そして水に浸かっていないため、通信もしっかりと届いています。
③のパターン → 7ヶ所
想定している通常パターンですので、超音波の跳ね返りも問題なく、通信も問題ありません。
・・・ですが、1ヶ所、場所的にも問題ないところが、なぜか通信を確認できておりません。。。引き続き管理画面で状況を目視しながら、必要に応じて現地確認を行いたいと思っています。原因が判明し、ブログで報告できるようになりましたら、またご報告させていただきます。
今回の試験設置では、落下防止のワイヤーの取付方法をパターン化することができました。次の試験設置はさらにスムーズに行えると思います!
今後はクラウド管理ツールの管理画面上でウォッチングを続けるとともに、湖北地域消防本部さまのご要望等をヒアリングしながら管理機能を充実していきたいと考えておりますので、またブログで発信させていただきます。
湖北地域消防本部さま、NTT西日本さま、今回もご協力いただきありがとうございました!