センサーの仕組み、教えます! その2

[fa icon="calendar"] Aug 18, 2020 11:59:58 AM / by TAMA-sensor

TAMA-sensor

NTT西日本さまと共同研究中のIoTセンサー、今回はIoTセンサーの防水機能についてお話したいと思います!

このIoTセンサーは防水構造となっておりまして、環境適合性としてはJIS規格のIP66を取得しております。IP66とは、JIS(日本工業規格)で定められた異物の侵入に対する保護の等級を表しており、IPの後に続く数字が、それぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しております。IPは International Protection の略です。

防塵:第一特性数字(固形物の浸入)

第一特性数字 外来固形物の侵入に対する保護等級
0 無保護。
1 直径 50mm 以上の大きさの外来固形物に対し保護されている。
2 直径 12.5mm 以上の大きさの外来固形物に対して保護されている。
3 直径 2.5mm 以上の大きさの外来固形物に対して保護されている。
4 直径 1.0mm 以上の大きさの外来固形物に対して保護されている。
5 防塵試験用粉塵(直径 75μm)が入ったとしても所定の動作および 安全性を損なわないように保護されている。
6 耐塵試験用粉塵(直径 75μm)が入らないように保護されている。

防滴:第二特性数字(防水)

第二特性数字 製品外部からの有害な影響を伴う水の侵入に対する保護等級
0 無保護。
1 製品上部から垂直に滴下する水に対して保護されている。
2 製品を 15 度傾けた状態で施品上部から垂直に滴下する水に対して 保護されている。
3 製品上部から両側に 60 度までの角度で噴霧された水に対して保護 されている。
4 製品に対するあらゆる方向からの水の飛まつに対して保護されてい る。
5 製品に対するあらゆる方向からの噴流水(12.5ℓ/min)に対して保護 されている。
6 製品に対するあらゆる方向からの暴噴水(100ℓ/min)に対して保護 されている。
7 水に浸しても影響がないように保護されている。 製品を水中で使用するもの。
8 潜水状態での使用に対して保護されている。7 より厳しい条件の中 で使用するもの(試験環境は協議により決定)

 

上記より、IP66を有する本IoTセンサーは、粉塵がIoTセンサー内部に侵入しない耐塵形で、あらゆる方向からの噴流水でも有害な影響がない耐水形を有しているということになります(^^)/

そのため、本IoTセンサーは、水中で使用するものではないため、浸漬状態では通信が飛ばないということになります。ただ耐水形を有しているIoTセンサーになりますので、浸漬状態から回避されると通信が再開されるため、以前栃木県鹿沼市での試験設置の記事内で触れた現象が発生いたします。防火水槽を例にしますと、浸漬状態で通信が飛んでいないのは異常ではなく、たっぷりと水が入っている状態であると判断することができます。

今回はここまで(^^)/

 

弊社タマダ株式会社は、自社の強みを活かした分野において、対象物の形状を液面としたサービスを展開しようと歩き出しております。もちろん対象物は液面に限定されないため、今後は本サービスを展開できそうな分野にも応用していきたいと考えております。

 

今後のトライアル状況や、センサーの機能紹介などを当ブログで情報発信してまいります。少しでも興味をお持ちいただき、訪問者さまのビジネスに応用できるかもとお感じになりましたら、お気軽にお問い合わせください!

Topics: sensor

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DX推進役として、ビジネスマッチングツールのサルベージから、自社の強みを活かした新規ビジネスの展開を常時模索しております。

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