IoTちゃれんじぶろぐ|タマダ株式会社

防火水槽には耐用年数があります。

作成者: TAMA-sensor|Sep 24, 2020 2:39:32 AM

NTT西日本さまと共同研究中のIoTセンサー、今回は防火水槽の耐用年数に絡めたIoTセンサーのお話をしたいと思います!

防火水槽は万一火災が発生した際に、火災の被害を最小限に食い止めるために最低限の消火活動に必要となる量の水を地中に蓄えておく為の水槽のことです。弊社タマダ株式会社のFRP製の防火水槽<アクアエンジェル>の構造は、従来の防火水槽の鋼素材を内部、及び外部から覆いこむ構造となっております。その為、構造の基本となる鋼部分が、水槽内面の水、水槽外面の地下内の土や水分に触れる事がなく、従来のコンクリート製の防火水槽と比較し2倍近くの耐用年数(50年以上)を誇るとされております。(消防法上、入水口に関しては変形に強い鋼性の蓋を用いることなども定められております。)

総務省令の別表B2の基本耐用年数表によると、防火水槽の耐用年数は30年と定められております。ということは30年経過した防火水槽は、漏水の危険性が出てきてもおかしくない!と言えると思います。そして防火水槽は地中に埋まっていることが多いため、実際にマンホールの蓋を開けて中を確認しない限り、水が蓄えられているのかどうかはわからないのです。

余談ですが、減価償却資産の耐用年数では、コンクリート造30年、鉄筋コンクリート造50年が償却年数となっておりますが、弊社のアクアエンジェルは「金属造(その他)」に該当しますので、なんと15年で償却できます!

では耐用年数を経過したものはすぐに交換しないといけないのかというと、そうではありません。壊れて漏水していない正常な状態であれば、そのまま使い続けることが可能です(^^)/ 現在の確認方法をベースとして考慮した場合、耐用年数を経過した防火水槽において、点検と点検の間に漏水状態になるリスクを軽減するための措置が防火水槽の入れ替えにつながっていると思います。ただ・・・、防火水槽の入れ替えコストは安くはありません・・・。

この問題にも対応するのがこのIoTセンサーです!年数が経過していてもまだまだ使える防火水槽を継続して使うことで、維持管理コストが軽減され、かつエコロジーにつながります(^^)/

人の手を要さず、IoTの技術を応用することで、24時間365日の漏水確認が可能となり、効率的に対処することが可能になります!

今回はここまで。

 

弊社タマダ株式会社は、自社の強みを活かした分野において、対象物の形状を液面としたサービスを展開しようと歩き出しております。もちろん対象物は液面に限定されないため、今後は本サービスを展開できそうな分野にも応用していきたいと考えております。

 

今後のトライアル状況や、センサーの機能紹介などを当ブログで情報発信してまいります。少しでも興味をお持ちいただき、訪問者さまのビジネスに応用できるかもとお感じになりましたら、お気軽にお問い合わせください!