福耳ラジオ 2024年7月9日放送分
トーク内容:のと絆プロジェクト(モバイル建築住宅)
木村パーソナリティー:
今月も金沢市無量寺町のタマダ株式会社の玉田善久社長をお迎えしております。よろしくお願いします。さて今回が玉田社長の福耳ラジオ、数えてみたら40回目の放送でありました。
そして、あの能登半島地震からはですね、7月1日でちょうど半年迎えたっていうことになりました。この地震の話題はですね、この福耳ラジオのコーナーでもかつて取り上げたことがありましたけれども、その後、タマダ株式会社としては何か進展はあるんですか。
玉田社長:
そうですね、1月から3月ぐらいまでの3ヶ月間は、能登エリアの油の供給インフラ、臨時復旧。油が供給されないと災害対応車両も活動できないということもありまして、それを最優先に能登エリアのガソリンスタントが油をちゃんと供給できるような体制を早く取り戻すというところに全力で取り組んでまいりました。
4月に入ってからですね、応急復旧については一通りの目処が立ちましたので、応急的な復旧作業に順次取り掛かっていっているところで、これから先、時間のかかることになるとは思うんですけれども、継続的にやっていきたいなと思っております。
木村パーソナリティー:
段階としては次のステージ、セカンドステージぐらいに入ってきたっていう感じでしょうか。
玉田社長:
そうですね。
木村パーソナリティー:
そしてガソリンだけではないっていう話も聞いてますけれども。
玉田社長:
ゴールデンウィーク前からですね、実は災害者の方と災害支援で、県外からたくさんの方が、能登方面に作業に入っておられますけれども、その方々用の住宅の対応をしています。能登方面にいっぱい仮設住宅ができておりますけれども、そのうちの一部をですね、当社でやらせていただいております。
木村パーソナリティー:
場所はどこになるんですか。
玉田社長:
実は複数の案件同時にやらせていただいておりまして、能登空港の一角に一箇所、あと穴水のふれあい文化センター、輪島と珠洲の鉢ケ崎キャンプ場、七尾市内に2カ所ということで、現在同時進行で進めております。
木村パーソナリティー:
結構広範囲に及んでますね。
玉田社長:
そうなんですよ。
木村パーソナリティー:
どうして社長のところにこういう話が来たんですか?
玉田社長:
もともとはモバイル住宅って言うんですけれども、いわゆる木造で持ち運び可能な住宅ユニットですね。そのメーカーさんからご相談を受けまして、モバイル住宅を被災者用に石川県のご担当の方の方に紹介に上がったところ、逆にモバイル建築を専門にやってらっしゃる協会の方に、その話を持って行ってくれということになりました。その後、モバイル建築協会さんの方から石川県企業として応援してほしいという要請をいただきまして、造成とモバイル建築住宅を作って設置するところまで一式ですね。
木村パーソナリティー:
そうか。造成から始めていかないといけないんですね。
玉田社長:
そうですね。土地の造成と、あと給排水、電気であったりとか、全く何もない更地に一つ街を作るような、そういうプロジェクトです。
木村パーソナリティー:
それは、これまでタンクを作ってきたノウハウっていうのは、何か活かされてるんですか?
玉田社長:
タンク作りのノウハウっていう部分ではないんですけども、当社ホールディングスのグループ会社の中に、七尾の姥浦建設っていう会社がありまして、ここは土木を専門にやる会社ですので、どちらかというと、その造成の部分においては、姥浦建設のノウハウが今回活かされてるなと思います。
木村パーソナリティー:
なるほど。その木造ユニットの上のこの建物部分なんですが、これはどういう作りになってるんですか?
玉田社長:
イメージとしては、コンテナハウスのような形にはなるんですけれども。ユニットハウスですよね。特徴としては、仮設で設置されたものが使い終わったら、プレハブであれば、全部壊してゴミになってしまうわけなんですけれども、このモバイル住宅は移設が可能であるということです。
木村パーソナリティー:
だからモバイルって言うんですね。
玉田社長:
そうですね。持ち運んでまた別の場所で再利用が可能であるというところが大きな特徴かなと思います。
木村パーソナリティー:
再利用するっていうのは、ある程度時間経つと経年劣化もするじゃないですか。
玉田社長:
そうですね。それをまた使えるものですか。やっぱり普通の家って住み出したら50年とか住むじゃないですか。そんなに短い期間でダメになるものではないんですよね。仮設住宅ってやっぱり3年から5年が主要用途になってきますので、用途が一旦終わった後にまた別の目的で、例えば並べてホテルにするであったりとかですね。また、こういうものがたくさん日本国内にストックされてくると、今後あまりあってはならない話なんですけれども、どこかのエリアで大きな災害が発生したときに、それをまた再利用することができるというのが大きなメリットかなと思います。
木村パーソナリティー:
あそこにこれがあるから、これを今度はこっちに持ってけっていうことで使えますもんね。
玉田社長:
そうですね。
木村パーソナリティー:
これは設置する期間としては、造成して持っていくと、置いてしまえばできるんですか?
玉田社長:
非常に早いです。普通に家を建てる感覚ではなくて、出来合いのものを持っていって、設置する基礎ができて、上に乗せてつなぎ合わせるということなので、非常に短行期でできるということを特徴としています。
これからの住宅、そんな風に一つのあり方としてSDGsにもかなった考え方だなと思いますし、非常に今後こういうものが増えていってくれたらいいなというふうに私自身も共感しております。
木村パーソナリティー:
これまでタンク作りを中心にやってきたタマダがですね、今回こういうモバイル建築のものを、被災地に設置しているということで、これで会社としては何か思いとか気持ちが変わっていく部分というのはありますか、。
玉田社長:
社員の皆さん正直ですね、事業領域を外れた中での取り組みになりますので、会社の中でのコンセンサスといいますか、みんなのモチベーション、意識をこのことに取り組むということ自体に対して、共感値というのは実際のところ、私の肌感として難しいなと思っていました。ただ、一つは同じ石川県の中で目の前に困っている方がいて、それに対して、石川県の一企業として、我々で協力して早く物事が進んでいくことに協力できるのであればやるべきだというのが一つの考え方として思っていたことであるのと同時に、我々としたら新しいことに挑戦するというのが会社のポリシーなので、完全飛び石の仕事にはなるんですけれども、ここに挑戦することによってまた新しい何か、ノウハウであったりとかチャンスが生まれてくるということもそういう思いもありました。目の前にあることに全力でみんなで取り組もうということで会社としてやるというふうに決めました。
木村パーソナリティー:
本来の事業から外れてるってさっき言われましたけれども、でもこれがまた今度新しい道を作っていくっていうこともあるかもしれませんからね。
玉田社長:
そうですね。今後のタマダの何かに役立っていくかもしれません。
木村パーソナリティー:
そうですね。今現在このプロジェクト関わっているのはどういう部署の皆さんなんですか。
玉田社長:
基本的には金沢の営業所と工事。工事監督メンバー。工事監督が全然足りなかったので、他にも関東エリアで監督してくれているメンバーとかも応援に来てもらったりしてやってきました。
木村パーソナリティー:
タマダの力の結集のような感じがしましたが、これ名前はついてるんですか?
玉田社長:
一応社内ではのと絆プロジェクトというプロジェクト名で取り組んでおります。
木村パーソナリティー:
いいじゃないですか。のと絆プロジェクトの今後にもぜひ注目したいと思います。
さあ今週はそろそろ時間になりました。このコーナー、玉田社長の福耳ラジオでは玉田社長のふくみみがキャッチしてきた耳寄りな話題を月に一度こうやってお届けしております。玉田社長、次回もよろしくお願いいたします。
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