トーク内容:オフィスアート金沢彫刻百景
木村パーソナリティー:
今月も金沢市無量寺町のタマダ株式会社の玉田善久社長をお迎えしております。玉田社長です。よろしくお願いします。
玉田社長:
よろしくお願いします。
木村パーソナリティー:
さあ、2月の中旬です。以前の放送で、タマダ本社に展示されているアート作品について紹介したことがありました。タマダのエントランスは、まるでギャラリーのようになっておりまして。芸術作品が設置されていると訪問者の表情も和んでくるのではないかと思います。あと、商談が進むっていうこともあるのではないかと思いますね。実際のところいかがなのでしょうか?
玉田社長:
そうですね。県外からお越しいただくお客様の機会が多いのですが、やっぱり来社されて会社の雰囲気を見られて驚かれる方もいらっしゃいますし、石川県にゆかりのある作家さんの作品とかもありますので、そこで話題が生まれたりとか、話が弾んだりとかという機会もあるかなと思います。
木村パーソナリティー:
いや、絶対にそうだと思いますね。玉田社長いろんなところにね、出張でもお出かけになっていますが、時間があると美術館に立ち寄るとかね、そういうこともあったりするのですか?
玉田社長:
最近ちょっとなかなか行く時間が取れませんけれども、やっぱいろんなところで美術館行ったりする機会っていうのは、これまでもあったかなと思います。
木村パーソナリティー:
もともとお好きなんですね?
玉田社長:
そうですね。好きな方だと思います。
木村パーソナリティー:
お父さんもお好きだったんじゃないですか?
玉田社長:
そうですね。うちの父は、ブラっと出かけて絵を買って帰ってくるような感じの、彫刻も絵画も好きだと思いますね。
木村パーソナリティー:
血筋ですね。
さて、タマダはですね、そうしたアート作品のレンタル事業というのを昨年末に始めております。プラン自体については、福耳ラジオこのコーナーで伺ったことがありました。ですが、ついにスタートしたということでありまして。11月ぐらいから始まったんですか?
玉田社長:
そうですね。はい。
木村パーソナリティー:
では事業名はですね、これ社長から紹介していただきたいというふうに思います。
玉田社長:
はい。“金沢彫刻百景アートリンク”という事業名になっております。
木村パーソナリティー:
金沢彫刻百景アートリンク、美しい響きですね。
玉田社長:
そうですね。このプロジェクトは、昔もともとアナログで彫刻レンタルという事業をやっていたものの延長にあるのですが、それのサルベージと言いますか。昔あった事業をもう1回リメイクしました。うちの社内に担当者が一人いるのですが、そのプロジェクトマネージャーが一人で考えた事業になります。
木村パーソナリティー:
ですから、アートへの思いは会社として今に始まったわけではないということになるようですね。金沢彫刻百景、この名前が社長のもとに届いた時には。なんか先月のジャパチカみたいな話になりますけれども、金沢彫刻百景についてはどんな風に感じたのですか?
玉田社長:
そうですね。名前の良し悪しっていうのは、いろいろあるとは思いますが、金沢発で、彫刻でいろんな景色が見られるということが非常にわかりやすい名前だなと。ただ漢字だらけで、どうなのかなと思った部分もあるんですけれども、良いんじゃないかなと思いました。
木村パーソナリティー:
こういうのはね、漢字ばっかり入っている方が、かえって良いと思いますよ。
玉田社長:
本当ですか?
木村パーソナリティー:
さあ、それで、このプラン名からもわかるように、扱うのは彫刻に限るっていうことになるのですか?
玉田社長:
そうですね。今は彫刻のレンタルに特化しております。
木村パーソナリティー:
なぜ彫刻に特化しているのですか?
玉田社長:
絵画のレンタル事業というのは、もうすでに世の中に存在しているんですよね。それで、彫刻のレンタル事業っていうものは調べても無いということで。彫刻って、取り扱いも運搬も大変ですし、置く場所のスペースとかも難しいんですね。これまで彫刻っていうのは誰もチャレンジされてこなかったのかなという中で、新しい初めてのものに意味があると思ってですね、この彫刻のレンタル事業をやってみようというふうに考えました。
木村パーソナリティー:
まあ確かに、彫刻っていうのは素材も様々だし、重量も様々だっていうところがありますよね。その分、個性があるのかもしれませんね。それで、この金沢彫刻百景のレンタル事業システムですが、これはどんな風になっているのですか?
玉田社長:
作家さんと主には会社さんですね。会社さんのロビーなどに飾っていただき、月々のレンタル料を頂戴するというシステムです。会社さんによっては、違う作家さんの作品であったり、作品を時期やケースによって入れ替えしたり。いわゆる観葉植物のレンタルじゃないですが、定期的に会社の雰囲気を変えながらご利用いただけるというところがメリットになっております。
木村パーソナリティー:
これは彫刻を運ぶだけではなくて、見え方の演出とかそういうことも手がけているんですか?
玉田社長:
そうですね。今回この事業の立ち上げにあたりまして、携帯のアプリケーションで、その作品を設置したときの雰囲気を映し出せるアプリケーションがあるんですよ。結局、彫刻って大きさとかまちまちですし、実際にそのものを置いたときにどういうふうに見えるかというのをそのアプリケーションを使って、あの事前に確認をして、で置き場所を決めて、そのものを配置すると。そういうサービスをやっております。
木村パーソナリティー:
今家建てるときに間取りとかね、みんな分かるって言いますけれども、このような彫刻もどんな風に見えるかっていうのもアプリで分かるんですね。
玉田社長:
そうですね、そこが新しいサービスの取り組みとしてやらせていただいております。
木村パーソナリティー:
そうなると、例えばライトアップとかそういうのも出てくるんですかね。
玉田社長:
そうですね。作品の大きさ、置く場所の天井の高さや雰囲気とかによって、作品の見方が全然違ってくるようになると思います。おっしゃられたように、ライトアップすることによって雰囲気も変わってくると思いますので、トータルでどういう風にするかというところも含めてご提案させていただきたいと思います。
木村パーソナリティー:
会社のロビーとかに置いていただくっておっしゃいましたけれども、企業がメインなんですか、これは
玉田社長:
個人ででもいいんですけれども、金沢って芸術に対する理解が非常にある都市だと思うんですよね。会社っていろんな方が出入りするじゃないですか。社員さんも含めて、お客様が県外から来られるとか。社内の社員の方が常日頃から普通に、生活の中でそういう芸術に触れ合う機会っていうのを作っていくということが、金沢の芸術都市としての価値をさらに高めていくというところに貢献するんじゃないかなと。そういった思いでこの事業に取り組ませていただいております。
木村パーソナリティー:
そうなんですね。これは月々ということになるのですか?一年契約ですか?
玉田社長:
基本的には一年ですね。月々だと結局運ぶのに運搬費かかるじゃないですか。運んで引き上げてっていうのがあるので、一ヶ月ですぐに入替えっていうと、ちょっと運搬費倒れになってしまうものですからから。
木村パーソナリティー:
なるほど。
玉田社長:
基本1回入れたら一年っていう形では、お願いしたいなと思っています。
木村パーソナリティー:
中には今日は勝負をかけた商談があるから、ぜひ彫刻を今日だけ置きたいっていうこともあるかもしれませんが。
玉田社長:
それは可能だとは思います。
木村パーソナリティー:
そうなんですね。それでオフィスにとってイメージアップになるっていうのは十分想像できるのですが、これはアーティスト側にとってのメリットということになりますと何になるのでしょうか?
玉田社長:
やっぱり一番はアーティストの方。作家さんはいろんな展示会に向けて作品を作られるわけじゃないですか。それで、その展示会で賞を取られた立派な作品が、その後展示される機会になかなか恵まれない。作家さんの倉庫の中で人の目に触れずにずっと保管されるっていうのは、非常にもったいないなと思うんですよね。作家さんにしても、やはりいろんな人に見てもらうために作品を作られているっていう思いを、直接お話しする中でお聞きしております。作品はいろんな方の目につくところに設置して、見ていただいて意味をなすものなのかなということが一番のメリットだと思います。
また作品の所有権というものはお渡しせずに、収入の助けになるということですね。作家さんの収入の助けになるということが、また新しい作品を作るための、原資になってくるっていう部分もあると思いますし。売らないことによるメリットっていうのは、販売する時って値付けしないといけないじゃないですか。作品に値付けをしてしまうと、その作品が例えば100万円ですって言うと、もう100万円になってしまうんですよ。そうすると、その作品を誰かに譲る、もしくは亡くなられた後に相続するという時にすべて相続税の対象になってしまうので。作品には値段はつけずに金額の価値ではないという見方にしておいた方が、作家さんにとってメリットがあるということですよね。
木村パーソナリティー:
なるほどね。そういうこともあるんですね。これからたくさんの作品が増えてくるといいですね。とにかく今、アート作品は結構倉庫の中に眠っているものがあるっていうふうに聞きますのでね。
玉田社長:
今、近しい作家さん3人にご協力いただいて始めているのですが、今後はもう少し幅広く展開していって、多くの作家さんと会社をつなぐための架け橋の役割を果たしていけたらなという思いでおります。
木村パーソナリティー:
ね、将来が楽しみなプランですね。ということで重厚なタンク事業の一方で、こういう金沢彫刻百景アートリンクのような空間演出もされているところに、なかなかこのタマダの事業の度量の大きさを感じるわけでございます。この金沢彫刻百景が、街の感性も刺激していけばいいなっていうふうに思います。
木村パーソナリティー:
さあ、今回も時間になりました。玉田社長、ありがとうございました。
玉田社長:
ありがとうございました。